【JOTO-BLOG】じょーとブログ

和歌山在住のサラリーマン。趣味は外で遊ぶ事。サーフィン、スノボー、ハイキング、サイクリング、旅行など休みの度に好きな事をして遊んでおります。主に旅行についての情報や和歌山の気軽に遊びに行けるスポットなどを紹介していきたいと思います。

【富士山】富士登山 高山病への対策10項目 登山初心者の体験談

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こんにちは!

登山初心者のJOTOです。

私の記念すべき初登山は2年前に登った富士山でした。

その時、富士登山するにあたって1番心配したのが高山病でした。原因、症状、対策を確認しておかないとせっかくの富士登山も楽しめなくなるので情報収集は大切です。

今回は私のような初めて富士登山をされる方のために、高山病について体験談も含めて説明をしていきたいと思います。

 

【高山病とは】

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登山などで高地へ上がった際、身体が低圧・低酸素に順応できずに起こる様々な症状のことをいいます。富士登山で起こる高山病は「急性高山病」といい、平地から急に高地に行くことで起こります。一般的に2500m程度から発症すると言われています。2500m以外でも発症する可能性もあります。

 

【高山病の症状】

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高山病の主な症状は

・頭痛

・吐き気

・倦怠感

・めまい

・耳鳴り

・食欲不振

睡眠障害(熟睡できないなど)

これらの症状で山酔いと呼ばれる軽度の高山病です。症状を甘くみていると重症化してしまうので無理は禁物です。

 

【高山病の原因】

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原因はズバリ酸素不足です。

標高が高くなるにつれて気圧が低くなりそれに応じて大気中の酸素濃度も低くなります。富士山の山頂は平地と比べると気圧が3分の2、酸素濃度も2分の1近くになります。すると普段通りの呼吸では血液に取り込める酸素量が少なくなり健康障害を引き起こします。

 

【高山病にならないための対策】

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①事前の体調管理

まずは体調管理をしっかりしましょう。寝不足の状態や風邪気味の時は高山病になるリスクが上がります。

②5合目で高地順応

そして5合目に到着すると1時間くらい休憩して高度に身体を慣らします。体調が悪い時は5合目ですら身体に違和感を感じます。しっかりと高地順応しましょう。

③一気に登らない

登山を始めると体力に自信があるからといって一気に登ってはいけません。徐々に身体を高度に慣らしていきます。

④登山中の歩き方

歩き方は太ももなどの大きな筋肉を使わず、小股で歩きましょう。大きな筋肉を使えば体内の酸素を大きく消費してしまいます。

⑤水分補給

脱水は症状を悪化さすので水分補給をしっかりしましょう。喉が渇いてからではなく定期的に飲むことが大事です。

⑥呼吸法

歩いてる時や休憩中にしっかりと深い呼吸をして身体に酸素を取り込むようにしましょう。高山病は酸素不足が原因なので身体に酸素を取り込むことが重要だということを常に意識しましょう。

⑦山小屋到着後

山小屋に到着するとすぐ横になったり睡眠をとると高山病になりやすいと言われています。30分〜1時間程まわりを散策して高地順応しましょう。動く事で血流がよくなり身体に酸素が行き渡りやすくなります。

⑧アルコールとタバコは禁物

アルコールは利尿作用があり脱水症状を引き起こします。また呼吸を浅くすることもあるので酸素を取り入れる量が少なくなってしまいます。タバコは毛細血管を収縮させるので酸素の通り道が狭くなり体内の酸素不足に繋がります。

⑨体温調節

寒くなり毛細血管が収縮すると血流が悪くなり酸素不足になります。登山中に汗や雨で濡れた場合は身体を冷やさない様に着替えましょう。就寝時も防寒対策をしっかりして下さい。

⑩就寝時

山小屋では寝て、起きた時に高山病になることが多々あります。就寝時は自然と呼吸が浅くなってしまうので酸欠になりやすいです。初めは寝れない状態が続くかもしれませんが身体が高度に慣れてくると眠れる様になるので焦らずゆっくり高度順応して下さい。イビキをかいてしまう人は横向きなり寝ることで睡眠中も充分に呼吸ができ、高山病のリスクを下げることができます。

 

富士登山初心者の体験】

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私は富士登山で軽度の高山病を体験しました。

前日の仕事の疲労、長距離運転での寝不足、風邪をひいた後の病み上がりなど様々な悪条件が重なっていました。

また自分で高山病の対策をある程度調べていたのですが全ては把握しきれておらず、知識不足な部分も多かったので反省です。

軽度の高山病を自覚したポイントは5合目と山小屋での就寝時でした。

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吉田ルートの5合目で食事を取り1時間ほど休憩していたのですが呼吸がしにくく身体がダルく感じていました。疲労と寝不足のせいで高度順応が上手くいってなかったのかなと思います。早く登りたい気持ちが強くて違和感があるまま登山を始めてしまいました。

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登り始めると思った以上にしんどくなかったので一気に8合目の山小屋まで登ってしまいました。山小屋に到着すると夕食をとりすぐに寝ようとしました。しかし眠りにつきそうになる度に呼吸が浅くなり息が出来なくなり目が覚めてしまい、30分〜1時間ほど眠れずにいました。高度に慣れてきたのかそれ以降は熟睡できましたが、ずっと元気だった友人は山小屋ではあまり眠れずにいたみたいです。

山小屋では嘔吐している人もいました。

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それ以降は少し登る度にすぐ息切れする事がありましたが、富士登山をしている時はよくある症状だと思うので特に問題はなかったかと思います。

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※追記 2019年8月6〜7日に2度目の富士登山をしましたが、またも山小屋で呼吸が浅くなり寝れなくなる症状がでました。今回は充分に体調を整えてたんですけどね〜。体質とかもあるんですかね?(笑)

 

【まとめ】

富士登山で何らかの高山病の症状を経験する人は多いです。今回私は無事に富士登山を終えることが出来ましたが、一歩間違えれば重症化していた可能性もあります。

皆さんは上記の対策を意識して楽しい富士登山にできるようにして下さい。

高山病対策を下調べしていたのにも関わらず無茶をしてしまった私が言うのは説得力がありませんが(笑)

このブログが少しでも皆さんの役に立てれば幸いです。

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