【屋久島】登山初心者の縄文杉トレッキング|初心者必見|楽しむための準備、持ち物リスト、体験談まとめブログ
2019年5月8~11日に嫁と2人で屋久島へ旅行に行ってきました。
人生で1度は見てみたいと思っていた縄文杉をついに見に行ってきました。縄文杉への登山コースは往復22㎞あり初心者は10時間かかると言われているので大丈夫かな?自分にできるかな?と不安に思う人が多いと思います。私も10時間も山を歩く経験なんてしたことが無いので少し不安でした。
今回はそんな登山初心者が縄文杉トレッキングをする為におこなった準備や体験談をブログにしました。
【縄文杉トレッキングをするための準備】
①登山のための体力作り
②必要な装備の段取り
③登山ルートや当日のスケジュールの確認
[①登山のための体力作りについて]
まず縄文杉トレッキングを楽しむために1番大切なのは体力作りだと思います。普段運動をされていない人が急に10時間も山道を歩くのは無謀すぎます(笑)結構若い女性や年配の方が縄文杉トレッキングをされていますが、見た感じ結構きつそうでした。
普段軽い運動をしている私でも調子に乗って帰り道にペースを上げて歩くと足を痛めました。嫁はなぜかピンピンしていましたが…(笑)
縄文杉トレッキングに挑戦する前にどこかの山で軽いハイキングをしたり、近所をジョギングするだけでもいいので事前に体力作りしておくことをオススメします。せっかくの思い出を台無しにしたくないですもんね。
[②必要な装備の段取りについて]
絶対に必要な物と言えば
・登山靴
・レインウェア上下
・登山用ザック
・ザック用レインカバー
・折り畳み傘
これらは縄文杉トレッキングをされる方は絶対に必要な装備なので事前に段取りしておいてください。すべて揃えると結構な金額になるのでレンタルでも構いません。これらの装備の必要性を説明していきたいと思います。
まずは登山靴について。縄文杉トレッキングに限らず登山を経験してみたいと思った時に登山靴を購入するか皆さん迷われるかと思います。軽い初心者用の山ならば自前のスニーカーやランニングシューズでも充分かと思います。
しかし縄文杉トレッキングは長い時間を歩くだけでなく意外と険しい道を歩く場面も多いので足首をしっかり守ってくれる登山靴は必須です。また屋久島は雨がずっと降っている可能性が高く、登山靴なら基本的に防水加工がされているので足が濡れるのを防げます。
レインウェアも縄文杉トレッキングには欠かせません。100均やホームセンターに売ってるようなカッパで代用している人も見かけますが、長時間の雨の中でのトレッキングだと結局浸水してきたり蒸れたりします。私はゴアテックス素材のレインウェアを着ていったので長時間の雨の中のトレッキングでも何の問題もなく1日過ごすことができました。
登山用ザックはそんなに高価な物で無くてもいいと思います。みなさん結構大きなザックを背負ってトレッキングされていましたが、大きな物も必要ないと思います。私は嫁の分の食料や飲み物も全て1つのザックに詰め込んでトレッキングしました。
ザックカバーは安く売っています。雨が降っていない状態でもカバーをしておくことで汚れ防止に使えるので1つ持っておくのがいいと思います。あとザックカバーをして更にザックの中にある荷物をジップロックなどで包んでおくと荷物が濡れるのを完璧に防げますので安心ですね。
折り畳み傘は縄文杉トレッキングで思ったより役に立ちました。傘を持って登山をするのは危なく感じますが、トレッキングの8割近くは長いトロッコ道が続くので傘を差しながら歩いていても大丈夫です。途中で険しい山道がチラホラでてきますが、その時だけ傘を片付けて歩けば雨に濡れるのを大幅に減らすことができます。トレッキングポール持って歩くくらいなら傘持って歩く方が断然良いと思います。
あとホームセンターに売ってるような手袋でいいんで持っていくと便利でした。雨で手が濡れなくてすんだし、ちょっとした岩場で手が汚れたりすることも無かったです。
[③登山ルートや当日のスケジュール確認について]
登山ルートは何も考えずにずっと真っ直ぐ歩いていくと迷うことはないので心配ないです。
登山ルートのポイントとしては...
・残りは本格的な山道
・トイレは荒川登山口、小杉谷山荘跡、大株歩道入口の3ヶ所と携帯トイレのブース数カ所
・休憩の目安は小杉谷集落跡、大株歩道入口、ウィルソン株周辺、あとは脇道にベンチがポツポツ置いてある(ベンチや休憩所には屋根がない事が多いので雨の日はレジャーシート等を敷いて休憩するのがよいかと思います)
当日のスケジュールのポイントとしては...
・登山開始は遅くても7時頃まで
・下山開始は遅くても13時頃まで
・トロッコ道は2時間半〜3時間歩く(目安)
・本格的な山道を歩いて縄文杉まで2時間〜2時間半(目安)
当日のスケジュールは出来るなら早く起きて旅館で朝食を済ませて1番早い登山バスに乗って縄文杉トレッキングを楽しんで帰ってくるのがベストだと思います。私たちは始発5時の登山バスに乗り6時前にはトレッキング開始しました。
10時30には縄文杉に到着しました。朝に旅館で多めに朝食を取ったので途中で食事休憩を取らないペースでこの時間に到着しました。途中で立ち止まりウイダーinゼリーでエネルギー補給しているとそんなにお腹は空かなかったです。時間配分での反省点といえば前半写真を撮りすぎてだいぶタイムロスしたことくらいですかね(笑)
そして14時30分には荒川登山口まで戻ってこれました。帰りのトロッコ道は特に見どころも無く、地味に下り坂になっていて早歩きになってしまい足を痛めてしまいました(笑)まだまだ時間に余裕があったので体力があっても適度な休憩をとりながら帰ることが大事だと気付かされました。
初心者でどうしても長時間のトレッキングが心配な方はガイドをつければ安心ですね。色々と屋久島の自然について話してくれたり、スケジュール管理を行ってくれると思います。何気ない場所で立ち止まって色々と説明してくれている時間も良い休憩になるので大切です。初心者が体力任せで歩き回るよりケガのリスクが減るかと思います(笑)
【感想まとめ】
縄文杉トレッキングには多くの準備が必要ですが初心者でも準備をちゃんとしておけば最高の思い出になること間違いなしです。
5月18.19日に屋久島で50年に1度の大雨の影響で土砂崩れが発生し登山客314人が孤立する災害が発生しました。
1週間程前に見てきた美しい自然が災害によって壊れてしまったのはとても残念でした。自分も大雨の影響で孤立状態になったことを想像したらゾッとしますが、無事みなさん救助されて安心しました。
今ある自然も永遠に見れる保証は無いので屋久島へ行きたい!と感じたら思い切って計画を立てて実行してみるといいかもしれません。縄文杉トレッキングの経験はとても貴重な経験になりますし、屋久島の自然は格別です!!みなさんも是非このブログを参考に縄文杉トレッキングを楽しんで下さい。
Have a nice trip!!!!